「ネットの副業で確実に稼げるものはあまりないのが現実」でもお話したとおり、いきなりネットで何かを始めてもお金になりません。
3ヶ月後には10万円!みたいな儲け話も現実にはありません。
ネットを使ってお金を手に入れられる可能性が高いのは「転売」です。
この場合の転売とは、メルカリやヤフオクを使って、身のまわりの不要品を出品することです。
不要品の転売に問題点があるとすれば、売れればお金が入ってきますが、儲かっているわけでは無いことです。
買った当時の金額よりも安くなっていることがほとんどでしょう。
でも、身のまわりのモノを売ったことで「売り方」は分かってくると思います。
ここからが本当の転売の世界になります。
「転売」というと世の中の印象が非常に悪いのですが、商売・副業の王道に違いはありません。
マスクを仕入れて、高値で販売をするから嫌われるのですが、知り合いの農家さんから野菜を買って(自分で栽培して)、売るのであれば非難されません。
任天堂switchの新品を高値で転売するから非難されるのであって、普通に遊んでいた中古の任天堂switchなら非難されにくくなります。
線引きが難しく感情論でしかないですが、現実のお話です。
実は転売は当たりの品以外、あまり儲かりません(儲かる=買った金額+手数料送料よりも高く売れる)。
任天堂switchなどのゲーム機、今ならプレイステーション5なら1万円~数万円ぐらいは儲かりそうです。
ヤフオクやメルカリを使って転売をすると手数料として1割前後+送料が掛かります。
PlayStation5はヤフオクで13万円ぐらいで落札されています(20年11月現在)。
定価が55000円ぐらいですので、手数料を引くと単純に5万円ぐらい儲かってます。
だからこそ転売は嫌われるという話になります。
でも、こういうモノはほぼ手に入らないので、普通の人が転売をするとなれば、良くて数千円、悪ければ赤字になります。
転売で儲けるコツは「手に入れる費用を限りなく少なくし、掛かる費用よりも高く売る」です。
もらい物を出品して売れれば、元手が掛かっていないので儲かります。
もらい物を集められる人は良いですが、そうじゃ無い人が何かを売るなら安く手に入れて、手に入れた価格+手数料よりも高く売ることになります。
一昔前によくあったのは本でした。
いわゆる「せどり」と呼ばれるモノで、ブックオフなどで掘り出し物を見つけてきて、ヤフオクやアマゾンマーケットプレイスで売ったりします。
これは今でも十分通用します。
大事なのは「自分がよく買っている物のジャンルに絞ること」です。
転売をするときに薄利多売はコスト(手間)が合いません。
以前、歯磨き粉を仕入れて売ろうかと思っていた事があるのですが、1品で200円ぐらいの儲けでした。
止めました(笑)。
私がやっているのは海外から書物を仕入れ、日本で販売するものです。
日本で販売されていないものなので、やる意味が出てきますし、私自身も仕事で使うので必要に応じて出品しています。
今まで「売ること」を意識して買い物をしていないと思うので、「いくらで売れるか?」なんて気にしていないかも知れません。
でも、転売は購入価格よりも高く売れるかどうかがポイントになります。
だからこそ、自分がよく買っている物じゃないと、相場が分からないのです。
私は「iPhoneはリセールバリュー(再販売価値)があって良いよ」ってお話することがあります。
先日ヤフオクで購入したiPhone7は23000円でした。(新品未使用)
使用品でも1万円前後ぐらいでは売れると思います。
たとえば、周りでスマホが欲しいけどどうしたら良いかな~って思っている人がいたら、iPhone7を23000円で買って、30000円で売ってあげてもみんなお得です。
iPhone7の新品はAUなどですと4万円弱です。(20年11月現在)
こういう手法もあるというだけで、要はそれなりに知っていれば、それなりに売れる可能性があるというお話です。
日常、自分の知っているジャンル、買っているジャンルだと、出来るだけ安く買えるところを探すと思います。
程度の良いものでこの価格ならお得!っていうのが分かれば、ヤフオクやメルカリで同様のモノを探すことが出来ます。
特にメルカリの場合は早く売りたい人もいて、安値で出ていることもあります。
そう言うのを購入して、メルカリで買ったらヤフオク、ヤフオクで買ったらメルカリで出品します。
モノにもよりますが、儲けの目安は3千円~が心が折れないです。
買値から+3000円ではなく、買値+手数料・送料を引いて+3000円以上が目安です。
最初のうちは数百円の儲けでも良いかもしれないですが、自分の作業のコストに合わないので、+3000円ぐらいにはなる商品を見つけていきたいです。
こういう形を実現するために、自分の日常的に買っている物、知っているモノを転売の仕入れ対象にします。
転売は儲かると思って、人気のありそうな物を探してきて売る人もいるかもしれませんが、大抵はコストに合いませんし、下手をすると赤字になります。
それよりも自分の知っているところを整理し直し、一つずつ売れる物を見つけて売っていく方がリスクが少なく、しかも長期にやっていけます。